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特別企画・RAWセッション!!


今回はRAWセッションです。
『写真のRAWデータをお互いに交換し、現像しあって、仕上がりの違いを楽しむ』という、僕みたいな風流人にぴったりな企画です。
今回お相手してくれたのは、まつさん。
▽まつさんのブログ。
http://inmylife19.exblog.jp/

ちなみに、この行為を「RAWセッション」と呼ぶのは、写真のPodcast「フォトラリズム Photoralism」さんがこの企画をやっててそこでの呼び名を拝借。
写真家の荒木則行さんらがやっております、面白いので聴いてね(写真をやってる人に言っても意外と知られてない…)。
宣伝:http://photoaraki.com/podhawk/

今回は、ルールとしては、モノクロ化と現像ソフト以外のツール禁止ってなぐあいで、あとは好き勝手やってみてくださいというもの。
今回使用した写真はこちらの6枚。上段が僕が提供した3枚で、下段がまつさん提供の3枚。(これはLightroomに取り込んで開いただけのいじってない状態。カメラ内生成のJPEGではない)
“”
(この画像含め、記事内画像すべてクリックで拡大。ブログアップロード用なので画質は悪い)

まつさんの写真は、そのままでいいんじゃね?という感じもする元々綺麗な写真でしたので困った。
では、仕上がりを見てみましょう。
ちなみに、僕の使用ソフトはLightroom、まつさんはCapture Oneでした。

《1》自転車の写真(まつ撮影)──────────────
元の写真がすでに「このままでええや内科医!」と、たとえ関東人の外科医だとしても言ってしまいそうな写真ですよね(←夜中に書いた文章)。
なにもいじれないんですよ。明るさも色合いも。変えるとすぐ破綻する。
この写真を開いた瞬間「殺しにきてるな」と思いましたね、はい。
▼おれ現像
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ローキーにしたら全然合わないし、すでに明るいのでハイキーにしても飛ぶだけ。
ひとまず、ちょいとだけ明るくして、彩度を上げてピンクを強調。
あと、壁の凹凸の質感がキーポイントかなと思って、強調するために明瞭度とかシャープネスを上げた。
”他にやることがなかったので”、オマケで看板の青をグリーンっぽくしてシャレオツ感を演出してみた。
元々の写真の影の濃さが絶妙にちょうどいいので、薄くも濃くもする必要がない感じだったので、シャドウはいじってない。
まつさん、自分でこんな写真提示してきてどうすんのかなー。

▼まつ現像
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まつさんはフィルムっぽいという言い方でいいのか、ほわりとノスタルジックで、かつやや暗い表現が好きみたいで、この写真みたいにわりと明るめのイメージの写真もこれぐらい「記憶の彼方」みたいな感じにするんだなぁ、と、絶対この人ネクラだわ。
ある意味、大胆な現像とも言える。カメラマンのまつさんは仕事でパッキリした写真撮ってるだろうからその反動なのかな。

《2》黄色い花(まつ撮影)──────────────
これもこのままでけっこう綺麗なんですけどー。
今回はモノクロは禁じ手でしたが、この写真はモノクロにするとけっこうカッコイイ。
▼おれ現像
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とりあえず赤っぽいのを中和。花をそのまま彩度の高い黄色に仕上げてもよかったんだけど、せっかくのRAW遊びということで、逆に黄色の彩度を下げてみたら、変なグラデーションになってフクザツなアジワイになった気がしないでもない。

▼まつ現像
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元から大きくは変えてないですね。元もきれいだからな。彩度を下げて、ビネットをしたぐらいかな。
「イメージの中、夢の中の花」みたいな感じかな。ブルーがきれい。僕みたいに無駄にコントラストあげてなくて調和がとれててそこもきれい。節度がある。

《3》朽ちた紫陽花(まつ撮影)──────────────
これは元のままだとちょっとモヤっとする印象の写真かなと思うけど、こういうのが化けたりするから現像はやめられねぇ、グヘヘ…(中毒)。
▼おれ現像
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自分は花の部分を主役として、それを引き立てなくてはいけないと思った。
ローキーにしてからハイライト強化。WBをいじってたらなんかいい感じの色になった。夜っぽく、退廃的というか、そんな感じにした。こういう地味なモノを撮った写真は質感が大事なので、シャープネスを大幅に上げた。

▼まつ現像
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…まつさんのも概ね似たようなイメージだった。まあ、そうなるか。でも、まつさんの方が黒つぶれさせてないので、葉のゴニャゴニャした質感が残っていて、油絵的な感じもするかな。

《4》水たまりのタンポポ(小林撮影)──────────────
水たまりに草の影と曇り空の白が映り込んでいるので、当然コントラストを上げて2者を強調するよねー、と思っていたら…
▼おれ現像
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自分は最近はとにかく青っぽく現像するのがマイブーム。青くすると「雨っぽさ」がでたのでヨシとする。タンポポの黄色とも補色だし美しい。

▼まつ現像
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この写真は全然違う仕上がりになった。トリミングありのルールなので、トリミングされた。引き算的ということか。横にあった影がバッサリいかれてる。
これまた追憶の彼方的な感じで、青紫がかったビネットとイエローの混ざり合いが繊細で色っぽくて、このへんを見るとまつさん現像はわりと乙女チックなんじゃないのか。

《5》逆光の花(小林撮影)──────────────
逆光というか、もろに写真の中心に太陽が写っているという写真。ここからふわっと明るくしても、シャドウ部を暗く締めても、青っぽくしても黄色っぽくして夕方風味でも、どっちでもいける感じ。
▼おれ現像
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まつさんは暗くしてくるんじゃないかと思って、より明るく光を強調してみた。あと花の脈を強調しようとシャープにしたりした(ブログ用の劣化した画像じゃ伝わりませんが)。

▼まつ現像
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そうそう、ですよね。こっち方面に現像しても成立するんだこの写真は。やっぱガーリーだわ、まつさん。香水かなんかの広告イメージ写真みたいな感じもするし。こういう色使いのカーテンとか壁紙とかありそうじゃないですか、大人の女性が好きそうな。

《6》なんでもない草(小林撮影)──────────────
何気なく、なんでもない草を撮ってみた。普通だったら究極的にくそつまんねー写真だ。どうにかして印象的にしたい。なにか力技が必要だ。いや、もちろんそのままの自然体でもいいけど。さてどうする。
▼おれ現像
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自分でお題にしておいて、どうしていいのかよくわからなかった。
とりあえずキッパリとコントラストをつけてみた。葉の色を不自然だけど、インパクトがあるように、ヘンテコなブルーグリーンにした。ただこの写真は不自然すぎて他の写真とは食い合わせが悪い。

▼まつ現像
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僕とは違って、リアリズムを残した現像。元の写真は晴れてるときに撮ったんだけど、まつさんのはなんだか湿気がある感じ、そういやまつさんのはどれも湿度感がある。
しめっぽい。しめっぽい性格なんだ、きっと。
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さてはて、いかがだったでしょうか。
こんな風に比べてみるとおもしろいですよね。それぞれの特性が浮き彫りになる。
僕の現像は光の感じとか彩度を重視してて高コントラスト、わりとパッキリしたわかりやすくキレイな印象にしたがり。
まつさんは、たしか文学お好きだったと思うんですけど、そのへんも関わってるのか、ノスタルジーとか、しっとりした湿度のある叙情性を、コントラストを上げないようにして表現してて、彩度の高い色が嫌いなのか、タンポポの写真なんか僕は葉っぱのグリーンもきれいじゃないかと思ったんですが、まつさんはバッサリトリミングしてたので、「え、そこ食べないの!?」みたいな、「貝のウンコ食べないの!?」みたいな、ね。
あと、僕の現像はいちおう元の写真の持ってる性質から出発してそこを強調するみたいな部分があるけど、まつさんはわりとどんな写真でもまつ風味のふりかけをかけて食べるぞみたいなところがあって、写真はやわらかいけどポリシー的には強硬派だなという気がしました。僕の方がまだ合気道的というか。

はじめての試みだったけど、他人のRAWファイルを自分のパソコンで開くのは新鮮でドキドキした。
またいずれやりたい。
おいらとRAWセッションやってみたいという人も募集中です。


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